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内務省中国四国土木出張所職員殉職碑
  • 原爆ドーム下西横

 
殉職碑 2000/10/14 

内務省中国・四国土木出張所(現在,建設省中国地方建設局)の殉職碑は,原爆ドームの敷地にあります。
 被爆当時,この土木出張所ほ,現在,原爆ドームと呼はれている広島県産業奨励館を借りて入っていて,原爆の直撃を浴びました。殉職者52名の碑は,高さ1.2メートル,横1.5メートルの自然石で,樹木の陰にひっそりと立っています。碑の表に,当時の所長阿部一郎氏の筆になる弔歌,「原爆のいけにへとなりし人々は なごみゆく世の いしずゑにして」の一首がきざみこまれています。

 碑陰には,「元内務省中国四国土木出張所職員五十二名は国民義勇隊として作業中 昭和二十年八月六日の原爆並びに戦災により 平和の礎となりこの地に眠る 昭和二十九年八月六日 建設省中国四国地方建設局職員一同建之」とあります。「建設」という本務とは逆の,防空用地確保のための家屋疎開作業(取り壊し)の最中に非業の死をとげた人々です。。(広島平和文化センター ヒロシマ読本)

殉職碑  2000/10/14

 

殉職碑  2000/10/14