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本川橋
  • 爆心地からの距離 410メートル
  • 1897年(明治30年)11月竣工
  • 鋼鈑トラス桁構造

 
 本川橋 北東側から 2000/9/13

 本川橋は,1897(明30)年に鉄製トラスの永久橋に架け替えられた。この鉄橋は当時の最新式の橋で,広島一の繁華街だった中島本町と問屋街の堺町筋をつなぎ,広島の新名所にもなった。今も残る鉄橋堂の本川まんじゅうはその当時に発売され土産物として人気を集めたという。

1900〜10年頃 北東側から

  原爆によって橋桁は移動し,危険な状態となり,橋に取り付けられていた配水管も切断され,給水不能となった。直後に板を渡して応急修理されたが,9月の枕崎台風で完全に落橋し,橋脚だけが残された。その橋脚の上に,1949(昭24)年に古い材料を再利用して再び鉄製トラスで架け直され,今日まで利用されている。(広島市『ヒロシマの被爆建造物は語る』から)

橋脚は竣工時のもの 2000/9/13


本川橋 南西側から 2000/9/13